帯状疱疹治療について
体の片側に帯状の水ぶくれと痛みが現れていませんか?
当院では、皮膚科専門医による帯状疱疹治療を行っています。早期発見・早期治療が重要な帯状疱疹に対して、迅速に診断・治療を開始できます。
「ピリピリとした痛みがある」「赤い発疹が出てきた」という方はできるだけ早くご相談ください。

当院の特徴
- 皮膚科専門医による診療
- 保険適用の帯状疱疹治療に対応
- 早期治療で後遺症を予防
- 予約優先制でお待ち時間の短縮
帯状疱疹は早期治療が最も重要です。症状が現れたら、できるだけ早く受診してください。
当院の帯状疱疹治療の特徴

皮膚科専門医による迅速な診断と治療
帯状疱疹は、早期治療が何より重要な疾患です。発症後、早期に抗ウイルス薬の投与を開始することで、症状の悪化や後遺症(帯状疱疹後神経痛)のリスクを大幅に減らすことができます。
当院では、皮膚科専門医が症状を的確に診断し、その場で治療を開始します。「これは帯状疱疹かもしれない」と思ったら、様子を見ずにすぐに受診してください。
保険診療を基本とした治療
当院の帯状疱疹治療は、保険適用が基本です。抗ウイルス薬、痛み止め、塗り薬など、すべて保険診療で受けていただけます。
重症例や合併症のリスクが高い場合は、高次医療機関へのご紹介も迅速に行います。
症状に合わせた総合的な治療
帯状疱疹の治療は、抗ウイルス薬による治療だけではありません。当院では、以下のような総合的な治療を行います。
- 抗ウイルス薬: ウイルスの増殖を抑える
- 鎮痛薬: 痛みを和らげる
- 外用薬: 皮膚症状を改善する
- 神経ブロック: 強い痛みに対する専門治療(専門の病院へご紹介)
患者様の症状や痛みの程度に合わせて、最適な治療を組み合わせます。
後遺症予防への取り組み
帯状疱疹の最も深刻な後遺症が「帯状疱疹後神経痛」です。これは、皮膚症状が治った後も、数ヶ月から数年にわたって痛みが続く状態です。
当院では、この後遺症を予防するために、以下の点に注力しています。
- 発症早期(72時間以内)の抗ウイルス薬投与
- 適切な鎮痛管理
- 高齢者や重症例への早期対応
- 必要に応じたペインクリニックへのご紹介
予防接種(ワクチン)
50歳以上の方には、帯状疱疹の予防接種をおすすめしています。ワクチン接種により、帯状疱疹の発症リスクを大幅に減らすことができます。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって起こる疾患です。
帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因は、子どもの頃に感染した水痘(水ぼうそう)のウイルスです。
発症のメカニズム
- 子どもの頃に水痘に感染
- 治癒後もウイルスは神経節に潜伏
- 加齢やストレス、疲労などで免疫力が低下
- 潜伏していたウイルスが再活性化
- 神経に沿って皮膚に水ぶくれが出現
つまり、帯状疱疹は「他人からうつされる」のではなく、「自分の体内に潜んでいたウイルスが再び活動する」ことで発症します。
帯状疱疹になりやすい人
以下のような方は、帯状疱疹を発症しやすいとされています。
- 50歳以上の方: 加齢により免疫力が低下
- 過度なストレスや疲労がある方
- 大きな手術や病気の後
- 免疫抑制薬を使用している方
- がん治療中の方
- 糖尿病の方
- 睡眠不足が続いている方
ただし、若い方でも発症することがあります。
帯状疱疹の好発部位
帯状疱疹は体のどこにでも現れる可能性がありますが、特に多いのは以下の部位です。
- 胸から背中: 最も多い(約50%)
- 腹部から腰: 次に多い
- 顔面(三叉神経領域): 目や耳に合併症のリスク
- 首・肩
- 腕・脚
重要な特徴は、体の片側だけに症状が出ることです。左右両側に同時に出ることはほとんどありません。
帯状疱疹の症状と経過
帯状疱疹は、段階的に症状が進行します。早期発見のために、初期症状を知っておくことが重要です。
初期症状(前駆期)
発疹が出る数日〜1週間前から、以下のような症状が現れます。
特徴的な症状
- 皮膚の一部にピリピリ、チクチクとした痛みや違和感
- 体の片側だけに感じる痛み
- 焼けるような、刺すような痛み
- かゆみを伴うこともある
この段階では、まだ発疹は出ていません。「なんとなく痛い」「違和感がある」という状態です。
急性期(発疹期)
初期症状の数日後、痛みのある部位に発疹が現れます。
症状の進行
- 赤い斑点が出現: 体の片側に帯状に広がる
- 水ぶくれ(水疱)ができる: 数日で水疱が多数できる
- 痛みが強くなる: ズキズキ、ピリピリとした痛み
- 発熱やリンパ節の腫れ: 全身症状が出ることもある
この時期が最も痛みが強く、日常生活に支障をきたすこともあります。
回復期
発疹が出てから1〜2週間程度で、以下のように回復していきます。
回復の過程
- 水疱がかさぶたになる
- かさぶたが剥がれる
- 色素沈着が残ることがある
- 痛みが徐々に軽減
通常、発症から3〜4週間程度で皮膚症状は治癒します。
帯状疱疹後神経痛
皮膚症状が治った後も、痛みが続くことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼びます。
特徴
- 皮膚症状が治癒してから3ヶ月以上痛みが持続
- 焼けるような、刺すような持続的な痛み
- 軽く触れただけでも痛む(アロディニア)
- 数ヶ月〜数年続くこともある
特に高齢者(60歳以上)で発症しやすく、生活の質を大きく低下させます。
重症化・合併症
特定の部位に帯状疱疹ができると、重篤な合併症を起こすことがあります。
顔面の帯状疱疹
- 眼部帯状疱疹: 角膜炎、結膜炎、視力低下、失明のリスク
- 耳部帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群): 顔面神経麻痺、難聴、めまい
その他の合併症
- 髄膜炎、脳炎
- 運動神経麻痺
- 皮膚の細菌感染
顔面に症状が出た場合は、特に緊急性が高いため、すぐに受診してください。
保険適用の帯状疱疹治療
当院では、保険診療による帯状疱疹治療を基本としています。症状に応じて、抗ウイルス薬・鎮痛薬・外用薬を組み合わせた治療を行います。
抗ウイルス薬による治療
帯状疱疹治療の中心となるのが、抗ウイルス薬です。ウイルスの増殖を抑え、症状の悪化を防ぎます。
経口抗ウイルス薬(主な薬剤)
| バルトレックス (バラシクロビル) |
1日3回服用、7日間 |
|---|---|
| ファムビル (ファムシクロビル) |
1日3回服用、7日間 |
| アメナリーフ (アメナメビル) |
1日1回服用、7日間(新しい薬) |
服用のタイミング:
発症から72時間以内に開始することが最も重要です。早いほど、効果が高まります。
抗ウイルス薬の効果
- ウイルスの増殖を抑える
- 新しい発疹の出現を防ぐ
- 皮膚症状の早期回復
- 痛みの軽減
- 帯状疱疹後神経痛のリスク低減
点滴による抗ウイルス薬
以下のような重症例では、入院治療が必要になることがあります。
- 顔面の帯状疱疹
- 免疫力が著しく低下している方
- 排尿困難などの機能障害の合併が疑われる方
- 広範囲に症状がある方
これらの場合は、高次医療機関へご紹介いたします。
鎮痛薬による治療
帯状疱疹の痛みは、患者様のQOL(生活の質)を著しく低下させます。適切な疼痛管理が重要です。
鎮痛薬の種類と特徴
| 非ステロイド性消炎鎮痛薬 (NSAIDs) |
軽度〜中等度の痛みに使用します。 主な薬剤: ロキソニン、カロナール、ボルタレン |
|---|---|
| 神経障害性疼痛治療薬 | ピリピリ、ジンジンとした神経痛に効果的です。 主な薬剤: リリカ(プレガバリン)、タリージェ(ミロガバリン) |
| トラマドール製剤 | 中等度〜強度の痛みに使用する鎮痛薬です。 主な薬剤: トラマール、ワントラム、トラムセット |
痛みの程度に応じて、これらの薬を組み合わせて使用します。
外用薬による治療
皮膚症状を改善し、細菌感染を予防します。
主な外用薬
| 消炎鎮痛薬外用 | 痛みや炎症を和らげます。(非ステロイド性消炎鎮痛薬の軟膏・クリームなど) |
|---|---|
| 保湿・保護剤 | 皮膚の乾燥を防ぎ、二次感染を予防します。 主な薬剤: 亜鉛華軟膏(かさぶた保護)、白色ワセリン(皮膚保護)、アズノール(鎮静効果) |
その他の治療
神経ブロック
痛みが強い場合や、帯状疱疹後神経痛が懸念される場合、ペインクリニックでの神経ブロック治療が有効です。当院では、必要に応じて専門医療機関へご紹介いたします。
ビタミン剤
神経の修復を助け、回復を促進します。
主な薬剤: ビタミンB12(メチコバール)
帯状疱疹治療の流れ
当院での帯状疱疹治療は、以下のような流れで進めていきます。
帯状疱疹は早期治療が非常に重要です。少しでも疑わしい症状があれば、早めにご受診ください。
-
STEP01
診察・診断
まずは、症状を詳しく診察いたします。
症状や経過から明らかな場合は、検査は不要ですが、診断のため、水疱の内容物を採取して検査をすることもあります。診察内容- 発疹の部位、範囲、形状の確認(体の片側の帯状分布など)
- 痛みの程度や性質の確認
- 発症時期の確認
- 全身状態のチェック(発熱、合併症の有無)
- 既往歴や服用中の薬、免疫状態の確認
診断について帯状疱疹は、症状の特徴(体の片側の帯状分布、水疱、痛み)から診断します。
-
STEP02
治療方針の決定と説明
診察結果をもとに、現在の重症度やリスクを評価し、治療方針をご説明します。
ご説明する内容- 帯状疱疹の診断
- 推奨する治療法(抗ウイルス薬、鎮痛薬、外用薬)
- 治療期間の目安と予想される経過
- 帯状疱疹後神経痛のリスクと予防
- 日常生活での注意点
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STEP03
処方・治療開始
その場で処方を行い、治療を開始します。
処方の流れ- 院外処方箋をお渡しします
- お近くの調剤薬局ですぐにお薬を受け取ってください
- 薬の飲み方、塗り方をご説明します
重要:服用のタイミング抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えるため、できるだけ早く(発症72時間以内)服用を開始することが重要です。
-
STEP04
定期的な経過観察
治療効果を確認するため、定期的な通院が必要です。
症状が悪化している場合や、顔面の帯状疱疹の場合は、専門の高次医療機関へご紹介することもあります。再診のタイミング- 初回治療開始後:7日後
- その後:1〜2週間に1回
経過観察で確認すること- 既存の発疹の治癒状態
- 痛みの程度
- 薬の副作用や合併症の有無
-
STEP05
治療の終了とフォローアップ
皮膚症状が治癒し、痛みが軽減したら治療終了です。
痛みが3ヶ月以上続く場合や痛みが強い場合は「帯状疱疹後神経痛」として積極的な治療介入が必要な可能性がありますので、ペインクリニックへのご紹介などを検討します。治療終了後の注意点- 色素沈着が残ることがありますが、徐々に薄くなります
- 痛みが続く場合はご相談ください
予防接種の検討帯状疱疹を発症した方も、将来的な再発予防のためにワクチン接種が推奨されます。
帯状疱疹治療よくあるご質問(FAQ)
帯状疱疹治療に関して、患者様からよくいただくご質問をまとめました。
はい、当院の帯状疱疹治療は保険診療で受けていただけます。
診察、抗ウイルス薬、鎮痛薬、外用薬、すべて保険適用です。初診料や再診料も含め、3割負担の方で1回あたり数千円程度です(検査や処方内容により異なります)。
皮膚症状は、通常3〜4週間程度で治癒します。
・発疹の出現: 発症から5〜7日程度
・水疱からかさぶたへ: 1〜2週間
・かさぶたが取れて色素沈着へ: 3〜4週間
ただし、痛みは皮膚症状より長く続くことがあります。早期治療を行うことで、治癒期間を短縮できます。
帯状疱疹そのものは人から人へ直接うつることはありません。
ただし、水疱の中には水痘ウイルスがいるため、水痘(水ぼうそう)にかかったことのない人、特に小さなお子さんや妊婦さんには、水痘としてうつる可能性があります。
うつさないための注意:
・水疱が破れないようにし、ガーゼで保護する
・患部を清潔に保つ
・タオルなどの共用を避ける
・水痘にかかったことのない人との身体接触を避ける
かさぶたになり乾いてくると、感染力はほとんどなくなります。
はい、入浴は可能です。ただし、以下の点に注意してください。
・患部を強くこすらない
・水疱が破れている時は浴槽にはつけない(シャワーは可)
・入浴後は患部を清潔にして、処方された薬を塗る
・タオルは他の人と共用しない
清潔を保つことは大切です。
痛みが強い場合や、全身状態が悪い場合は、無理をせず休養することをおすすめします。
ただし、医学的に出勤・登校を禁止する必要はありません。
水痘にかかったことのない人との身体的接触は避ける:
・乳幼児がいる職場
・妊婦さんがいる環境
・免疫力が低下している人がいる環境
はい、帯状疱疹は再発することがあります。
ただし、再発率は低く、10人に1人程度です。
再発リスクが高い人:
・免疫力が低下している方
・高齢者
・ストレスが多い方
再発予防には、ワクチン接種が有効です。
はい、50歳以上の方には、帯状疱疹ワクチンの接種が推奨されています。
2種類のワクチン:
・生ワクチン(ビケン): 1回接種、効果は約5年
・不活化ワクチン(シングリックス): 2回接種、効果は10年以上
ワクチン接種により、帯状疱疹の発症リスクを50〜97%減らすことができます。詳しくはお問い合わせください。
帯状疱疹でお悩みの方へ(医師からのメッセージ)
帯状疱疹は早期治療が最も重要です
「少し痛いけど、様子を見よう」「忙しいから、後で病院に行こう」
そう考えて、受診を先延ばしにしていませんか?
帯状疱疹は、発症後早期に治療を開始することが、重要な疾患です。この時間内に抗ウイルス薬の投与を始めることで、症状の悪化を防ぎ、後遺症のリスクを大幅に減らすことができます。
「片側にだけ赤い発疹が出てきた」と感じたら、すぐに皮膚科を受診してください。
帯状疱疹後神経痛を予防しましょう
帯状疱疹の最も深刻な後遺症が「帯状疱疹後神経痛」です。
皮膚症状が治った後も、数ヶ月から数年にわたって痛みが続くこの状態は、患者様の生活の質を著しく低下させます。「夜も眠れない」「服が触れるだけで痛い」といった苦痛を訴える方も少なくありません。
しかし、早期治療により、この後遺症を予防できる可能性が高まります。
特にリスクが高い方
- 60歳以上の方
- 痛みが強い方
- 発疹の範囲が広い方
- 顔面に症状がある方
これらに該当する方は、特に早期治療が重要です。
一緒に、痛みのない生活を取り戻しましょう
帯状疱疹は、適切な治療により改善が期待できる疾患です。
私たちは、患者様の痛みに寄り添い、最適な治療をご提供いたします。痛みが強い時、不安な時、どんなことでも遠慮なくお話しください。
私たちと一緒に治療を進めていきましょう。
ご相談ください。